『パイレート・クイーン』 保坂知寿 涼風真世 山口祐一郎 今井清隆 石川禅
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『レベッカ』の再演が決まったようです。来年2010年の4月、5月、帝劇で上演されます。ダンヴァース夫人がダブル・キャストになり、シルビア・グラブのほかに涼風真世もダンヴァース夫人を演じることになったようです。
ぜひ観たいです。ダブルキャストのダンヴァース夫人を両方とも観てみたいです。
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『マイ・フェア・レディ』を観て以来の2ヶ月ぶりの帝劇に行ってきました。ミュージカル 『ミー&マイガール』、17時開演のソワレを見てきました。
『ミー&マイガール』、最初はあまり興味が無かったのですが、チケット販売サイト「カンフェティ」で割引チケットが販売されていたので、「ついふらふらと」チケットを買ってしまいました。(S席12500円が7200円でした)
座席はQ列の5番、6番。特に観難いということは無くて、7200円はお得な買い物をした気分でした。(ちなみに、自分の席の前方は20席ほどまとまって空席でした。やはり「レ・ミゼラブル」のようなビッグタイトルのミュージカルで無いと、帝劇を満席にするのは大変なのでしょうねぇ……)
『ミー&マイガール』は今回が初めての観劇です。ストーリーは単純で、あまり劇的な展開はありませんでしたが、舞台装置がそれなりに立派でしたし、出演者もベテランがそろっていますので、帝劇のS席チケット代に見合うエンターテイメントでしょう。
コメディですので、細かいギャグで笑わせる演技も満載で、井上芳雄のコミカルな演技もまた面白かったです。しかし、やはり2枚目の井上芳雄が道化になりきれていないような感じがして、「笑い」も中途半端なものになっていたように思いますが、どうでしょうか。
ミュージカルでの井上芳雄を聴くのは、私は『モーツァルト』に続いて2回目です。井上芳雄の歌声は声量も技巧も申し分ないところですが、ばりばりと力強い歌声ばかりで、「やわらかさ」のある歌声をもっと聴いてみたいところです。
笹本玲奈は、今日は顔がまん丸に見えましたが、少し太られたのでしょうか。メイクでそのように見えるだけなのかもしれませんが。3月に『回転木馬』で観て以来でしたが、体形も少しふっくらされたような気がしました。笹本玲菜の歌声は絶好調で、低域から高域まで、実にうまく「聴かせる」歌を歌っていました。今日の役は、恋人を愛する若い女性の役で、現実に近い役だったのではないかと思いますが、愛くるしさ満開でとてもかわいい愛すべきキャラクターに仕上がっていました。
「かなめさん」涼風真世も最高でした。コミカルな演技のあと、少しはにかむようにみえるのが、とてもかわいらしく魅力的です。ネットで調べると私や家内よりひとつ年上のようなのですが、全然そのようには見えなくて若々しく素敵です。歌声だけでなく、台詞の声もたくさんの表情を持ち使い分けているところは、さすが宝塚で基礎を身につけた実力のなせる技かと思いました。とにかくきれいな人ですね。素敵です。
草刈正雄は、舞台で見るのはたぶん今日が初めてでした。私が最初に『マイ・フェア・レディ』を観た時は、もうすでにヒギンズ教授は石井一孝だったので、草刈正雄のヒギンズ教授は観たことがないのですが、きっとヒギンズ教授のイメージにぴったりだったことと想像しています。劇中終盤で、サリーを上流階級の言葉遣いに直すのに良い友人を知っていると言って「ヒギンズ教授」を紹介する台詞があり、ミュージカル好きにしか通じないギャグに、にんまりと笑ってしまいました。
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たぶん今年最後となるミュージカル観劇に行ってきました。今日観てきたのは『エリザベート』。ダブルキャストとなっている配役の俳優女優は、エリザベートが涼風真世、死の帝王トートは山口祐一郎、オーストリア皇帝は石川禅、ルドルフは伊礼彼方という組み合わせでした。
初めて見る演目なので、演技や歌の技巧を味わうというよりも、演劇を楽しむ方にウェイトが占めました。物語として面白く楽しめました。天真爛漫のおてんば娘が、王子様に見初められて妃になる。いつの世も変わらぬ少女の夢のひとつなのでしょうか。女性に愛される物語なのかもしれません。そう思って見ていると、姑との確執や夫の女遊びなど、ロイヤルファミリーの物語というよりは、うんと庶民的な夫婦と家族の物語のようにも読めます。
2幕に入り、エリザベートが皇太后から実権を奪い、独裁的になってゆくにつれて、主人公エリザベートへの感情移入が少しさめてしまいます。皇太子ルドルフとフランツ・ヨーゼフ皇帝との確執も、際立たずストーリーが散漫になってしまったように感じました。オーストリアの人々にとっては、身近で説明の要らないエピソードなのかもしれませんが、異国の日本人には説明を受けないとルドルフの人物像の輪郭がぼやけてしまっていたように感じました。
主役、涼風真世は素晴らしかったです。少女から晩年まで、その成長と時間経過をしっかりと歌い分けているのを感じました。さすが宝塚、そのあたりの技量は申し分ないということでしょうか。少女の演技をしても、決して無理がなく、可愛らしささえ感じました。
死の帝王トート役の山口祐一郎。金髪の長髪の、往年のロック歌手のような出で立ちの冥界の王は、山口祐一郎のはまり役かもしれません。キャラクターに違和感がなく、少しナルシスティックな雰囲気は、山口祐一郎にピッタリでした。
石川禅のヨーゼフ皇帝も、とてもよい雰囲気を出していました。皇太后に牛耳られどこか頼りなささえ感じる皇帝を、迫真の演技で演じていました。
ダブルキャストのキャスト表を観て、自分のベストの組み合わせはヨーゼフ皇帝は鈴木綜馬で、ルドルフは浦井健治だと思っていたのですが、イープラスの貸切公演先行販売が先にあったため今日の公演のチケットを申し込むという日和見に出てしまったのでした。しかし、石川禅のヨーゼフは「当たり」だったのではないかと思います。
しかし、ルドルフは浦井健治を見たかったなぁ。伊礼彼方は、私の期待には応えてくれませんでした。意地悪な見方をしていたのかもしれませんが、ダンスもアンサンブルと合って無く、アンサンブルの方が格段に決まってきました。歌も、私の期待する声質とは違い、浦井健治ののびやかな美声には遠く及びません。
村井国夫がエリザベートの父親役です。ミュージカルの舞台で村井国夫を観るのはずいぶんと久し振り、記憶が間違っていなければ『レ・ミゼラブル』のジャベールを演じていたのを観たのが最初で最後だったのでは。エリザベートとのデュエットは秀逸でした。デュエットで高域の声に切り替わる技術が自然で素晴らしく、名優の芸を見せてもらったと感じました。
そして実はこの人が主役なのではないかと思えるほどずっと出ている高島政宏、テロリスト・ルキーニ。シニカルに、舞台の上の物語を眺めつつ、狂言回し的役回りで「ナレーション」的説明をしつついろいろな役になって舞台に登場してきます。余人をもって代えがたいと思うほど役にはまっていました。この役を他の役者に演じさせるとしたら誰が良いでしょう。簡単には思いつきません。
イープラス貸切公演でした。そのためカーテンコールの最後に、涼風真世と山口祐一郎がひと言づつ挨拶しました。昨日の公演が通算700回めの公演だったこと、ダブルキャストでいろいろな組み合わせがあるのでぜひ再び劇場に足を運んでほしい、などと話した涼風真世にたいし、山口祐一郎は「昨夜の700回記念公演のカーテンコールでは、ずっと演じ続けてきた人に挨拶の順番がまわり、自分には挨拶の順番が回ってこなかった」などとぼやいて、相変わらず変な挨拶をする人です。
1幕12時から1時15分まで。2幕1時45分から3時5分までの予定で、ほぼ予定通りに上演されました。
| 今日の出演者 | |||
|---|---|---|---|
| エリザベート | 涼風真世 | トート | 山口祐一郎 |
| フランツ・ヨーゼフ | 石川禅 | ルドルフ | 伊礼彼方 |
| ゾフィー | 初風諄 | 少年ルドルフ | 田川颯眞 |
| ルイジ・ルキーニ | 髙嶋政宏 | ルドヴィカ | 春風ひとみ |
| マダム・ヴォルフ | 伊東弘美 | マックス | 村井国夫 |
| シュヴァルツェンベルク侯爵 | 阿部裕 | リヒテンシュタイン伯爵夫人 | 小笠原みち子 |
| ヴィンディッシュ | 河合篤子 | グリュンネ伯爵 | 治田敦 |
| トートダンサー | 飯田一徳 | 佐々木信彦 | 遠山裕介 | 遠山大輔 |
| 柴一平 | 白髭真二 | 西田健二 | 東山竜彦 |
| 中山昇 | 松澤重雄 | 大谷美智浩 | 大江尚毅 | 小原和彦 |
| KENTARO | さけもとあきら | 篠原功生 | 砂川直人 | 武内耕 |
| 谷口浩久 | 俵和也 | 藤森徹 | 森田浩平 | 横沢健司 |
| 一倉千夏 | 家塚敦子 | 柏木ナオミ | 樺島麻美 | 木村晶子 |
| 久路あかり | 栗原朗子 | 後藤藍 | 谷合香子 | 中山旦子 |
| 茉莉杏 | 南海まり | |||
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今年最後のミュージカル観劇は、帝国劇場の『モーツァルト!』を観て来ました。
ここ数日来、風邪気味で、体調もあまりよくありませんでした。今日は風邪薬と解熱鎮痛剤を飲んで出かけました。そのせいか、舞台を見ているうちに、なんだか眠くなってしまいました。
今日の一番の期待は井上芳雄の歌を聞くことでした。辛島美登里のコンサートにゲスト出演したのを聞いて以来、ミュージカルで歌う井上芳雄の姿を見てみたいと思っていました。ミュージカルの舞台で見る井上芳雄の歌はすばらしかったです。声量もあり、聞かせる歌声でした。
そして今日の第二の目的は山口祐一郎です。夏の『レ・ミゼラブル』で初めてミュージカルでの山口祐一郎を聞いたのですが、どうもジャンバルジャンという役柄とはしっくりこない歌声でした。きっと山口祐一郎の魅力がジャンバルジャンでは十分に出ていなかったのだろうと思い、違う役ならば、きっとすばらしい歌と演技で魅了してくれるのではないかと期待しました。しかし、今日の役でも、「何かいまひとつ違う」と感じてしまいました。きれいな歌声なのでしょうが、悪役(?)のコロレド大司教という役には、どうもそぐわない気がしました。蛇足ですが、今日の舞台でも山口祐一郎の癖らしい「オーケストラの指揮者のような手の動き」をやっていました。ニヤリと笑ってしまいました。
市村正親は舞台で見るのは今日が初めてでした。ヴォルフガングに厳しい父親役を好演していたと思います。一瞬、テレビの『ハタチの恋人』の森山リュウ=鈴木風太を思い出したら、厳格な父親役なのになんだか可笑しく思えてきてしまいました。市村正親は、最後のカーテンコールで客席に頭を下げて挨拶をする前に、舞台奥から出てくる井上芳雄の方へ手を差し伸ばしていました。あれは、とぼけて笑いを取るつもりだったのでしょうか、それとも、ホントに挨拶するのを忘れてしまったのでしょうか……。
モーツァルトの姉役の高橋由美子は、地球ゴージャスの舞台で見たのが最初で、舞台で見るのは今日が2回目。そつなく演じていた感じでした。
休憩時間に私の前の席で若い女性が連れの女性とhiroの演技をけなしていました。台詞回しが上手くなかったのでしょうか。私には、そんなに不自然には思いませんでしたが……。
劇として、ストーリーに意外性がなく、平凡な物語に思ってしまいました。まぁ、眠くて集中力を持続して見ていなかったので、あまり的を射た批評は出来ませんが……。
| 今日の出演 | |||||||||||||||||||||||||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| レオポルト (モーツァルトの父) | 市村正親 | ナンネール (モーツァルトの姉) | 高橋由美子 | ||||||||||||||||||||||||||||
| ヴォルフガング・モーツァルト | 井上芳雄 | ヴァルトシュテッテン男爵夫人 | 涼風真世 | ||||||||||||||||||||||||||||
| コンスタンツェ | hiro | コロレド大司教 | 山口祐一郎 | ||||||||||||||||||||||||||||
| セシリア・ウェーバー (コンスタンツェの母) | 阿知波悟美 | マルコ伯爵(コロレドの部下) | 武岡淳一 | ||||||||||||||||||||||||||||
| エマヌエル・シカネーダー | 吉野圭吾 | アマデ | 真嶋優 | ||||||||||||||||||||||||||||
| |||||||||||||||||||||||||||||||
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