『レ・ミゼラブル』 別所哲也 岡幸二郎 坂本真綾 神田沙也加 泉見洋平 帝国劇場
今年2回目の『レ・ミゼラブル』を観てきました。10月31日のソワレを観ました。
今日のジャンバルジャンは別所哲也。2006年の『レ・ミゼラブル』でも、2007年の『レ・ミゼラブル』でも別所哲也のジャンバルジャンを見ました。別所哲也のジャンバルジャンは一番のお気に入りのバルジャンです。ジャンバルジャンを老けた声で演じているところが、別所哲也を大きく評価しているゆえんなのですが、今日の別所哲也のバルジャンは、過去見たバルジャンほど老けた役作りになっていなかったように感じました。特にパリに出てくるまでのバルジャンは、それほど老けた声を出していませんでした。別所哲也の役作りの解釈が少し変わったのかもしれないと想像しました。
今日のマリウス、泉見洋平は感情を大きく表現していたようです。「カフェソング」では大泣きの演技をしました。ここまで泣いたマリウスは初めて見たように思います。
泉見洋平と言えば、8月に観た『ダンス・オブ・ヴァンパイヤ』以来です。奇しくも今夜のテナルディエは『ダンス・オブ・ヴァンパイヤ』でシャガールを演じた安崎求でした。
安崎求のテナルディエは、コメディアン的な演技の中にも、根っからの悪者であるダークな部分が現れているようで秀逸でした。
今日のコゼットは神田沙也加でした。神田沙也加のコゼットは今日が初めて見ます。ミュージカルでの神田沙也加としては『ウーマン・イン・ホワイト』で観ていましたが、コゼットを演じる神田沙也加は初めて観ました。一幕、ファルセット気味の歌声が多く、音域が合わないのかと思いました。しかし二幕になって、曲の音域が合うようになったか、良い声が出るようになっていました(と感じました)。終盤、結婚式のキスシーンをオペラグラスで表情をうかがって見ましたが、とても嬉しそうな表情をつくり幸せそうな花嫁でした。大団円のジャンバルジャンの最期では、神田沙也加コゼットは声をあげて泣いていました。泣き声をあげてバルジャンの死を悲しんだコゼットは、自分の記憶では今夜のコゼットが初めてです。
子役を酷評するのは気が引けますが、今日のガブローシュは声がよく出ていなくて残念でした。声の調子が悪いだけで本来はもっと良い声なのかもしれませんが、ガブローシュの決めのセリフで声がよく通らず残念だった。ガブローシュの最期に投げるカバン、今日は無事に砦の中に届きました。
エポニーヌが死ぬ場面で、遠巻きに見守っていた砦の若者の輪の中にガブローシュも居ました。エポニーヌの死をみとってガブローシュが大泣きしているのを今日初めて見つけました。なるほどエポニーヌはガブローシュの血のつながった姉です。悲しみもそれは大きいでしょう。泣き顔の演技もすばらしく、ガブローシュは腕で涙をぬぐっていました。
| 今日の出演者 | |||||
|---|---|---|---|---|---|
| ジャンバルジャン | 別所哲也 | グランテール | 伊藤俊彦 | ||
| ジャベール | 岡幸二郎 | クールフェラック | 麻田キョウヤ | ||
| エポニーヌ | 坂本真綾 | ジョリ | 横田裕市 | ||
| ファンテーヌ | 山崎直子 | コンブフェール | 近藤大介 | ||
| コゼット | 神田沙也加 | フイイ | 石井一彰 | ||
| マリウス | 泉見洋平 | レーグル | 港幸樹 | ||
| テナルディエ | 安崎求 | バベ | 丹宗立峰 | ||
| テナルディエの妻 | 森公美子 | ブリジョン | 佐嶋宣美 | ||
| アンジョルラス | 坂元健児 | プルベール | 上野聖太 | ||
| リトルコゼット | 吉井乃歌 | モンパルナス | 赤座浩彦 | ||
| リトルエポニーヌ | 飯田汐音 | クラクスー | 五大輝一 | ||
| ガブローシュ | 田川颯眞 | 買い入れ屋 | 荒井小夜子 | ||
![]() | マテロット | 折井理子 | |||
| ファクトリーガール | 藤咲みどり | ||||
| ジベロット | 深野琴美 | ||||
| マダム | 井上珠美 | ||||
| 少年・1 | 穂積由香 | ||||
| 少年・2 | 稲田みづ紀 | ||||
| かつら屋 | 本田育代 | ||||
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