《 帝国劇場 》

2008年8月17日 (日)

『ミス・サイゴン』 橋本さとし 知念里奈 藤岡正明 帝国劇場

 また『ミス・サイゴン』観てきました! 今シーズン3回目の『ミス・サイゴン』です!

Misssigon
Misssigon817
 今年のお盆休みは3日ある休みのうちの2日が業務繁忙のため休日出勤になってしまいた。休みは金曜日一日と土曜日曜の3連休のみ。そのうちの土曜日には通院している消化器内科の検査の予約があって、行楽に行くこともままなりません。わたしと休みの都合が合わない家内は、私を放ってひとり帰省してしまいました。私はひとりで留守番です。そこでひとりで家でゴロゴロしているよりは、好きなミュージカルでも見てこようかと東宝ナビザーブで調べたら日曜日のマチネはまだ良席が空いているようでした。迷った揚句に、思い切ってクリック! 予定外に1回多く『ミス・サイゴン』を見ることになりました。
 今日のエンジニアは橋本さとし。最初のオーバーチュアから「火がついたサイゴン」あたりまでの演技では、個性的で他の役者の演じるエンジニアとは違った味のあるキャラクターになっているように感じました。若いチンピラ風のエンジニアで、これはこれで面白い解釈であろうと考えました。後半は、ついつい市村正親と較べてしまって、橋本さとしのエンジニアが活きていないなぁと思うところも。
 キムは前回(8月2日観劇)と同じく知念里奈。今日は、コンディションが悪かったのか、声が伸びないところ、高域が出ないところなど、気になるところが散見されました。本田美奈子はその音程はファルセットで歌っていなかったなあと思うようなところもありました。知念里奈は、けっこう限界ぎりぎりのところまで力を出して頑張っているのだなぁと感心しました。悪く言えば、余裕がない。そんな歌でした。
 クリスは7月19日に観た時と同じ藤岡正明。7月19日に観た時の感想で、藤岡正明のクリスをかなりこきおろしてしまったので、自分が書いた感想ながら、そこまで非難することもなかろうに……と反省していました「。今回は藤岡正明の良いところをたくさん見つけて帰るぞ!」と藤岡クリスに注目していました。歌として最適な声とはいえないかもしれないけれど、声自体は舞台向きの良い声だと再発見しました。ミュージカルでなく、ストレートプレイに出ても、よいのではないだろうかと思いました。歌としては、どちらかというと演歌向きのような、とても日本人的な歌唱法です。そこが私の好みに合わないので、ついつい厳しい点をつけてしまうのですが、ソロで歌っているときは、個性的な歌声です。キムとのデュエットはあまりきれいなハーモニーにならなかったようですが、2幕のエレンとジョンとの三重唱はきれいなハーモニーを奏でていました。藤岡正明の歌唱法ではハーモニーが美しくならないだろうというのが私の考えなのですが、そうでもないかもしれないと思わせる三重唱でした。
 鈴木ほのかのエレン。初演キャストの一人である鈴木ほのか。60年代のアメリカドラマの吹き替えのような声だなぁと感じました。日本人が普段話しているときには、こんな声は出さないだろうという、非日常的な声、そんな風に感じました。
 神田恭兵のトゥイは、カッコイイ! 声が良い。歌が上手い。好きです、こうゆう歌い方。
 前回発見したウェディングでのクリス「言葉がわからない」に応じてキムが「婚礼に唄う歌」と言うとクリスがキムの顔に振り向いて驚くという演技。前回の観劇で、この演技は、クリスにはキムと結婚するという意志もなく、結婚したということも理解していなかった、ということを示しているのではないかと考えました。今日の藤岡正明の演技では、驚いてキムの顔に振り返った後、クリスは納得したように深くうなづいていました。この演技では、クリスはキムと結婚したということをきちんと理解していそうでした。
今日の出演者
本日昼の部のキャストエンジニア橋本さとし
キム知念里奈
クリス藤岡正明
ジョン岸祐二
エレン鈴木ほのか
トゥイ神田恭兵
ジジ菅谷真理恵
タム首藤勇星
穴田有里伊藤麻美
宇都宮愛金城尚美
杉本朝陽中野祥子
藤咲みどり安田貴和子
石川剛上野聖太
大津裕哉奥山寛
海宝直人梶雅人
鎌田誠樹川口竜也
栗栖裕之近藤大介
四宮貴久清水裕明SINGO田崎悠人橋本好弘深堀景介
細見昌己本多剛幸水越友紀港幸樹横田裕市吉丸修一朗
 これまで見た3回と、今現在チケットを買ってある10月11日ソワレの、プリンシパルの配役は下の表のとおり。今日橋本さとしを見たことで、エンジニアは4人全部見ることになりました。キムは、ソニンが見れない。ソニンのキムは見てみたいと思っているのだけれど、もう一回観劇を増やすのも、財布が許しません! でも、また、誘惑に負けてぽちっとクリックしてしまうのかも……。
  7月19日 8月 2日 8月17日10月11日
エンジニア筧利夫市村正親橋本さとし別所哲也
キム笹本玲奈知念里奈新妻聖子
クリス藤岡正明原田優一藤岡正明照井裕隆
ジョン坂元健児岡幸二郎岸祐二
エレンRiRiKAシルビア・グラブ鈴木ほのか
トゥイ神田恭兵泉見洋平神田恭兵
ジジ菅谷真理恵池谷祐子菅谷真理恵

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2008年8月 2日 (土)

『ミス・サイゴン』 市村正親 知念里奈 原田優一 帝国劇場

 2回目の『ミス・サイゴン』を観てきました。『ミス・サイゴン』を語るなら、市村正親のエンジニアを観ておかなければ語れない(!?)と、市村正親の公演を選んでチケットを取りました。今日は、その他のプリンシパルも岡幸二郎、原田優一、泉見洋平と、「ワタシ的」にはベストな配役で、素晴らしい歌声を堪能してきました。
 今日の座席は2階席。「せっかくのS席なのに2階席かぁ……」と観に行くまでは残念に思っていたのですが、2階席の前から3列目(C列)で、ほぼ真ん中の位置だったので、かなり見やすい席でした。舞台全体が見渡せて、前回の席からは死角となって見えなかった部分も今日はよく見えました。
 クリスを演じた役者は、昨年見た『レ・ミゼラブル』でアンジョルラスを演じた原田優一。去年観た時は、歌舞伎役者の女形のような美形の顔だちからか、強力なリーダーシップを持った革命のリーダーというよりは、アンジョルラスは軽率な戦闘計画で仲間を死に追いやった悪者ではないかと思わされました。そんな原田優一の演じるクリスは、GI姿がとても少年ぽく、キムを一瞬のうちに愛してしまうのも、あり得ないことではないという感じを受けました。声も美しく、聞いていて気持ちの良い歌を歌っていました。
 前回7月19日に観た時には気がつかなかったのですが、結婚式の場面で、「言葉が分からない」とクリスが歌い、キムが「婚礼に唄う歌」と応えると、クリスは驚いた顔をしてキムを振り返り見ました。クリスは、結婚式を挙げているつもりはなかったのかもしれない、と今日の舞台を見て思いました。そう思いながら、舞台を見ていると、「トゥイの侵入」のあとクリスが「なんてパーティだろ」と言う(歌う)パーティとは、結婚披露宴のことではなく、ただの友達が集まって騒ぐパーティを意味していたのではないかと思えてきました。
『ミス・サイゴン』8月2日マチネ 『ミス・サイゴン』を観るにあたって、初演のCDを買って聞き込んでいました。
 今日の知念里奈のキムは、良くも悪くも本田美奈子のキムの歌をお手本とし、本田美奈子が歌ったように歌っていたように感じました。聞き込んで来た初演のCDの歌以上の発見はありません。
 それとは対照的に、岡幸二郎は、岡幸二郎風のジョンになっているところが、技量のほどを感じさせました。岡幸二郎によって解釈されたジョンの歌声だと思いました。加えて黒く日焼けした顔が、精悍で格好良かったです。
 市村正親は、余裕のある演技で、アドリブもたびたび飛び出していました。「ホーチミン、ミン」などとおどけたりしていました。

今日の出演者
今日の出演者エンジニア市村正親
キム知念里奈
クリス原田優一
ジョン岡幸二郎
エレンシルビア・グラブ
トゥイ泉見洋平
ジジ池谷祐子
タム中西龍雅
穴田有里伊藤麻美
宇都宮愛金城尚美
杉本朝陽中野祥子
藤咲みどり安田貴和子
石川剛上野聖太
大津裕哉奥山寛
海宝直人梶雅人
鎌田誠樹川口竜也
栗栖裕之近藤大介
四宮貴久清水裕明SINGO田崎悠人橋本好弘深堀景介
細見昌己本多剛幸水越友紀港幸樹横田裕市吉丸修一朗

 去年の『レ・ミゼラブル』でマリウスを演じた役者だという先入観のせいかもしれないのですが、泉見洋平のトゥイも格好良かったです。歌も聞いて気持ちよい歌で、素敵な声でした。
 エレンに限っては、2週間前に観たRiRiKAの方がただ単に若いということでシルビア・グラブよりもあったいたのではないかと思いました。少年のように見えた原田優一クリスの若妻というには、ちょっと貫禄がありすぎるのではないかなぁと。「妻というより、お姉さんだよね」とは、一緒に行った家内の言葉でした。
 全般的に、今日の役者達はみな歌がうまくて美しい歌声に聞こえたのですが、実は2階席という座席位置がそのようにうまく聞こえさせたのかもしれません。去年の『レ・ミゼラブル』でも、2階席で観たときは音響がよく感じました。音がきれいに聞こえるのは、1階席よりも2階席なのかもしれません。
 舞台の最後、キムが自殺してしまった場面では、2階席ではあちこちからすすり泣きの声が聞こえてきました。
本田美奈子.メモリアルウィーク 「本田美奈子.メモリアルウィーク」ということで、1階2階各ロビーに置かれている、いつもは今後の舞台の宣伝映像を流しているテレビに、今日は本田美奈子.の映像が流れていました。その隣には、「リブ・フォー・ライフ美奈子基金」の募金箱が置かれていました。私もホントにわずかな額ですが募金箱にコインを入れてきました。

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2008年7月19日 (土)

『ミス・サイゴン』 筧利夫 笹本玲奈 藤岡正明 帝国劇場

『ミス・サイゴン』プログラム 楽しみに待っていた『ミス・サイゴン』。今シーズン1回目の鑑賞をしてきました。
 今日の出演者は、エンジニアが筧利夫、キムが笹本玲奈、クリスは去年観た『レ・ミゼラブル』でマリウスを演じていた藤岡正明、ジョンが『レ・ミゼラブル』で去年とその前の日生劇場公演でもアンジョルラスを演じていた坂元健児でした。
 『ミス・サイゴン』は私は初めての鑑賞、家内は初演の1992年版を見ているそうですが、なにしろ16年も前でヘリコプターが舞台に降りてきたことしか覚えていないありさまで、夫婦二人とも初めて観るようなものでした。
 だいぶ前に東宝のサイトからCDを買って、歌を聞いていたので、私はストーリーはつかんでいましたが、CDを聞いただけなので、どのような舞台演出になっているのか楽しみにしていました。
 あらかじめCDを聞いていたのは良かったのか悪かったのか。市村正親のエンジニアを聞きこんできて、筧利夫のエンジニアはどんなふうになるのだろうと期待していたのですが、CDの市村正親に比べると、筧利夫は歌の表情に乏しく技巧はいまひとつの感じを受けました。
 音響の要因もあるのかもしれないですが、歌がどの役者も一本調子で、熱唱しているのは伝わるのですが、歌で演技をしていただろうかと問われたら首をかしげたくなります。見る側の集中力の要因もあるかもしれませんが、舞台の上の俳優が演じる役の気持ちに、うまく同調できなかった感じです。


 今夜の公演では舞台装置の故障というトラブルが起きました。1幕始まって30分ほど過ぎたところで、舞台が暗転し、そして幕が下りてきてしまいました。続いて客席の明りも点いてしまいました。少しして、館内アナウンスが入り舞台装置の故障であることが知らされました。幕の下りた舞台そでから、背広姿の劇場の責任者らしい人が出てきて、言葉につかえながらお詫びと事態の説明をしていました。劇場スタッフのあわてぶりがうかがえました。しばらく時間がかかりそうなので、私はトイレに立ちました。私に続く形で、男性トイレには数人の人が用を足しに入ってきました。結局20分ぐらいは中断していたでしょうか。再び幕が上がってキムとクリスの結婚式の場面から再開しました。『ミス・サイゴン』は舞台装置のトラブルがよくあるようですが、帝劇で10回ほどミュージカルを観ていますが、こんなトラブルは初めて体験しました。
 休憩時間に館内アナウンスが入り、舞台中断のお詫びに1階2階のドリンク売り場で、ドリンクを無料で提供すると知らされました。家内がトイレを済ますのを待ってからドリンク売り場に行ったので、売り場の前は行列ができて混雑していました。ハプニングも貴重な体験と思えば、ドリンク無料サービスも受けて、お徳だったような気持ちです!(単純!)
 今夜の配役では、クリスとジョンのキャラクターが、うまく描き分けられていないと感じました。役者のイメージが重なるのは私だけなのかもしれないですが、歌い方が似ている気がするのです。さらに言えば、クリスまでジョンになっているような、そしてきつい言い方をすればラブストーリーのカップルの男性役にしては「華がない」ように感じました。音域はテノールなのかもしれないですが、全然「甘い声」にはなっていなかったです。(飽くまでも個人の感想です。ファンの方許してくださいね)
 キム役、笹本玲奈は熱演しているのはよく伝わってきました。歌も、熱唱と言うのがふさわしい曲ばかりでした。都合がつけば、笹本玲奈のキムを、もう一回見てみたいです。
 カーテンコールでは、筧利夫が装置トラブルの詳細を説明しました。装置を切り離すために、はずさなければならないボルトが外れなくなったのだそうです。「今後はすぐ外れるように『ボルトによーく言い聞かせておきました』ので、もう大丈夫だと思います」と冗談を言って笑いを取っていました。挙句の果てには筧利夫が舞台に正座して、土下座で頭を下げました。それに倣ってたの出演者も全員舞台に正座して、そろって頭を下げました。客席も、冗談と受け取って、あちこちから笑い声が上がっていました。
今日の出演者
今日の出演者エンジニア筧利夫
キム笹本玲奈
クリス藤岡正明 *
ジョン坂元健児 ***
エレンRiRiKA
トゥイ神田恭兵 *
ジジ菅谷真理恵
タム首藤勇星
青木真由子安藤由紀
唐沢美帆佐々木由布
園田弥生浜田順子
穂積由香 *水野里香
赤座浩彦麻田キョウヤ *
板垣辰治 *猪原光浩
植木達也片根暢宏
菊地まさはる *五大輝一 *
小森創介櫻井太郎
佐野信輔島田邦人杉野俊太郎鈴木雄太高原紳輔高山光乗
土屋研二 *土倉有貴野島直人 *羽山隆次藤田光之 *星潤

『ミス・サイゴン』7月19日ソワレ 物語の舞台がエンジニアの経営する「風俗店」や、タイの歓楽街のキャバレーなので、セクシーな演技も盛りだくさん。ご婦人方が周りにいるので、すけべぇ面(づら)をして眺めるわけにもいかず(!)困ります。すけべぇな好奇心でオペラグラスでのぞいて観察しましたが、1幕の「ドリームランド」ではホステスの太ももを撫でる客や、ホステスの腹に顔を埋めるGIなど、なかなか過激! 女優も大変だと思います。キムもベッドの上で、客席に背を向けてブラジャーを外す演技もあり、あれはどうなっているのでしょう?

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2008年4月12日 (土)

『ラ・マンチャの男』 松本幸四郎・松たか子 帝国劇場

『ラ・マンチャの男』プログラム 今年4つ目のミュージカル観劇を、今年初めての帝劇で観てきました。
 松本幸四郎の『ラ・マンチャの男』です。初めて見ました。
 たくさんの深いメッセージが込められている話だと思いました。一度観ただけでは、深い意味まで分からないように思います。舞台が終わってから、その瞬間から再び深く考え始めるような、味わい深い良い舞台だと思います。
 深い意味を考えるのは脇に置いておいて、表面的なところを……。
 松本幸四郎の歌声は、素敵でした。力強く聞いていて気持ちの良い声です。そうなのですが、言葉が聞き取りづらかった。歌詞も日常の口語とはちょっと違うような難しい言葉がふんだんに出て来て、歌詞の意味が一瞬遅れて理解されるような、そんな感じがありました。一度、頭の中で、漢字に変換しないと分からないような言葉です。たくさん難しい言葉がありましたが、ひとつだけ覚えているのは「にょしょう」。「女性」です。ちょっと普段は使わない言葉です。脇を固める役者たちは、皆、発音がよく、歌詞が明朗に歌われていて分かるのですが、肝心の主役のセリフが良くわからなくて困りました。それも、舞台が進むにつれて慣れて気にならなくなってきましたが。
 松たか子も舞台で見るのは今日が初めてでした。今までも何回か松たか子の舞台を観たいと思って、チケットを取ろうとしたのですが、いつもチケットが取れずに悔しい思いをしてきていました。今日の松たか子は、テレビで見る役柄とは違い、不幸な境遇をたくましく生きる女を演じていて、体当たりの熱演といった感じでした。荒くれものの男たちに、スカートをはぎ取られ、両手を縛られ、よってたかってもてあそばれるシーンには驚きました。松たか子の歌は、歌手としてCDも出しているくらいですから、安心して聞いていることのできる歌です。松たか子のデビューCDはその昔カセットテープに録音して何度も繰り返し聞いていました。基本的に松たか子は私の好みのタイプなんです!
チケット 今日の座席はP列10番。左端のブロックです。この席位置が良くなかったです。前の座席の人の頭が、舞台中央と重なるのです。観難くて仕方ありませんでした。頭を何度も右に寄せたり左に寄せたりして、前の人の頭をよけて観ていました。おそらくは、私の後ろの人も私の頭で観難かったことでしょう。こうゆうのは「運」だとは思いますが、残念でした。

出演
セルバンテス/ドンキホーテ松本幸四郎アルドンサ松たか子
サンチョ佐藤輝アントニア月影瞳
カラスコ博士福井貴一牢名主/宿屋の主人瑳川哲朗
神父石鍋多加史家政婦荒井洸子 *
床屋駒田一 **ペドロ大塚雅夫
宗教裁判所の体長鈴木良一ギター弾き水村直也
ムーア人の娘萩原季里ファン美濃良
パコ佐藤宣美アンセルモ祖父江進
テノリオ中尾和彦 *ホセ/ロバ山本真裕
護衛兵山本直樹ディエゴ土屋研二
フリオ藤田光之 *廷吏石丸隆義
護衛兵板垣辰治 *護衛兵市川裕之
廷吏/ムーア人の踊り/馬栗林昌輝廷吏/ムーア人の踊り斎藤義洋
廷吏/ムーア人の踊り柴崎義則廷吏/ムーア人の踊り高野史郎
廷吏阿部幸太郎廷吏真島邦英
護衛兵松之木天辺廷吏高木裕和
囚人仲由幸代マリア塚本理佳 *
フェルミナ片岡身江連れ出される囚人松本錦一

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2007年12月16日 (日)

ミュージカル 『モーツァルト!』 井上芳雄 帝国劇場

プログラム 今年最後のミュージカル観劇は、帝国劇場の『モーツァルト!』を観て来ました。
 ここ数日来、風邪気味で、体調もあまりよくありませんでした。今日は風邪薬と解熱鎮痛剤を飲んで出かけました。そのせいか、舞台を見ているうちに、なんだか眠くなってしまいました。
 今日の一番の期待は井上芳雄の歌を聞くことでした。辛島美登里のコンサートにゲスト出演したのを聞いて以来、ミュージカルで歌う井上芳雄の姿を見てみたいと思っていました。ミュージカルの舞台で見る井上芳雄の歌はすばらしかったです。声量もあり、聞かせる歌声でした。
 そして今日の第二の目的は山口祐一郎です。夏の『レ・ミゼラブル』で初めてミュージカルでの山口祐一郎を聞いたのですが、どうもジャンバルジャンという役柄とはしっくりこない歌声でした。きっと山口祐一郎の魅力がジャンバルジャンでは十分に出ていなかったのだろうと思い、違う役ならば、きっとすばらしい歌と演技で魅了してくれるのではないかと期待しました。しかし、今日の役でも、「何かいまひとつ違う」と感じてしまいました。きれいな歌声なのでしょうが、悪役(?)のコロレド大司教という役には、どうもそぐわない気がしました。蛇足ですが、今日の舞台でも山口祐一郎の癖らしい「オーケストラの指揮者のような手の動き」をやっていました。ニヤリと笑ってしまいました。
 市村正親は舞台で見るのは今日が初めてでした。ヴォルフガングに厳しい父親役を好演していたと思います。一瞬、テレビの『ハタチの恋人』の森山リュウ=鈴木風太を思い出したら、厳格な父親役なのになんだか可笑しく思えてきてしまいました。市村正親は、最後のカーテンコールで客席に頭を下げて挨拶をする前に、舞台奥から出てくる井上芳雄の方へ手を差し伸ばしていました。あれは、とぼけて笑いを取るつもりだったのでしょうか、それとも、ホントに挨拶するのを忘れてしまったのでしょうか……。 
 モーツァルトの姉役の高橋由美子は、地球ゴージャスの舞台で見たのが最初で、舞台で見るのは今日が2回目。そつなく演じていた感じでした。
 休憩時間に私の前の席で若い女性が連れの女性とhiroの演技をけなしていました。台詞回しが上手くなかったのでしょうか。私には、そんなに不自然には思いませんでしたが……。
 劇として、ストーリーに意外性がなく、平凡な物語に思ってしまいました。まぁ、眠くて集中力を持続して見ていなかったので、あまり的を射た批評は出来ませんが……。

今日の出演
レオポルト
(モーツァルトの父)
市村正親ナンネール
(モーツァルトの姉)
高橋由美子
ヴォルフガング・モーツァルト井上芳雄ヴァルトシュテッテン男爵夫人涼風真世
コンスタンツェhiroコロレド大司教山口祐一郎
セシリア・ウェーバー
(コンスタンツェの母)
阿知波悟美マルコ伯爵(コロレドの部下)武岡淳一
エマヌエル・シカネーダー吉野圭吾アマデ真嶋優
池田伸一大谷美智浩小原和彦片根暢宏KENTARO島田邦人砂川直人
高原紳輔武内耕谷口浩久中山昇松澤重雄森田浩平横沢健司
横田大明秋園美緒石田佳名子碓氷マキ樺島麻美河合篤子後藤藍
鈴木智香子徳垣友子鳥居ひとみ中山旦子松崎茉莉杏やまぐちあきこ

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2007年10月13日 (土)

『イーストウィックの魔女たち』 (帝国劇場)

『イーストウィックの魔女たち』 プログラム 10月13日のソワレを観てきました。
 開場になって客席に入ると、舞台の上にふたつの大きなお椀型の物体が並んでいました。お椀型の頂点には小さな突起が付いていて、ふたつ並んだそれは、女性の「おっぱい」の形に似ています
 舞台が始まる前、ロビーで、ちょっとしたパフォーマンスがありました。指揮者の方と、2名のパーカッションの方が、パーカッション楽器の解説などをしていました。
 また、上演開始の際には、オーケストラピットの指揮者にスポットが当たり、指揮者が前口上……ではありませんが、観劇中の携帯電話の電源オフの注意を改めてしていました。そしてまた、拍手はどんどんしてくださいとも。
 コメディ作品なので、観客に笑って楽しんでもらいたいという意図なのかと思いました。手拍子や拍手で、どんどん参加してほしいようでした。
 大人数でのダンスやコーラスの場面も多く、なかなか良かったです。
 主役の3人も素敵でした。森公美子が、ずっと出ているのが、新鮮でした。レ・ミゼラブルのティナルディエ夫人でしか見たことが無いので、ずっと出ていて演技をしているのが、なんだか不思議でした。歌だけでなく、ちゃんと演技もするんだなぁと、変な感心をしたりしました。マルシアは、セクシー系のダンスは、とてもどうに入っていてキマっていました。涼風真世は、かわいらしい方でした。女教師という設定のため、教師風のメガネをかけていたのですが、それがとてもチャーミングでした。3人の歌声もすばらしく、とても美しいハーモニーでした。


『イーストウィックの魔女たち』 (帝国劇場)
『イーストウィックの魔女たち』 (帝国劇場)
 今回、最前列のほとんどど真ん中のチケットが取れていました。
 ところが、8月はじめに持病の肝炎に変化が見つかりました。そのため入院治療を受けることが必要になりました。当初、入院は10月中頃と予想されたので、ちょうど入院の時期と観劇の日が重なりそうになりました。そこで、早々とチケットを譲ることに決め、家内の友人にチケットを譲り、家内と一緒に観に行ってもらうことにしていました。
 ところが実際の入院日が、少し後ろにずれてしまったため、私も観に行けることになってしまいました。チケットの残席を調べたら、良席が空いていました。それで、私の分だけもう一枚チケットを買い足して、3人で観に行ってきた次第です。
 それで、最前列の席は家内と家内の友人に座ってもらうことにして、私はあとから購入したN列の席に座っていました。
 最前列の席には、ちょっとした良いことがありました。
 演出の一環で、陣内孝則が舞台から降りてきて最前列の客席の人、ひとりひとりと握手をしたのです。家内も、家内の友人も、陣内孝則に握手をしてもらいました。激しく踊っていて体が熱くなっていて手のひらもさぞや厚くなっていることと思ったら、意外にも手はひんやりと冷たかったそうです。
 話題のフライングですが、1幕終盤に主役の3人がワイヤーで吊り上げられて、客席の上まで飛んできます。飛んでくるのは、せいぜい前から7列目ぐらいのところまででしょうか。N列の席に座っていた私の場所からはかなり遠いところまでしか飛んできてくれませんでした。
 堅苦しくなく気軽に楽しめるミュージカルでした。

キャスト
ダリル・ヴァン・ホーン陣内孝則ジェーン・スマート涼風真世
スーキー・ルージュモント森公美子アレクサンドラ・スポフォードマルシア
フェリシア・ガブリエル大浦みずきクライド・ガブリエル安原義人
ジェニファー・ガブリエル黒木マリナマイケル・スポフォード中川賢
フィデル及川健少女小此木麻里

アンサンブル キャスト
足立美幸小笠原みち子伽藍 琳木村晶子園山晴子高塚恵理子
名児耶ゆり福井小百合福麻むつ美藤山すみれ三木麻衣子 
安部誠司大江尚毅大須賀ひでき岸 博之小暮清貴小西のりゆき
斉藤桐人さけもとあきら高舛裕一日比野啓一水野栄治 

 上演時間は、ロビーに掲示されていた予定表では、1幕が5時開演、6時25分終了。2幕が6時50分開始で、8時終了の予定でした。実際は、8時少し前には終わっていたようです。
 プログラムは1500円でした。
 日比谷シャンテの地下のレストランで夕食を食べて、帰って来ました。新宿10時20分のロマンスカーに乗りました。

*****

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2007年7月28日 (土)

『レ・ミゼラブル』 帝国劇場

 今年3回目の『レ・ミゼラブル』を観て来ました。5時開演のソワレ。 今日のジャンバルジャンは橋本さとし、ジャベールは岡幸二郎
『レ・ミゼラブル』7月28日ソワレ・「得チケ」 先週観たばかりですが、もう一度見たくなって、ネットを調べていたら、eプラスに「得チケ」という割引のチケットを見つけて、S席8500円という割引・格安チケットを買いました! チケットは当日会場渡しで、当日まで席番号は分かりません。4時の会場と同時に、イープラスの受付に並びました。でも、先着順というわけではありませんでした。席は2階席。2階のE列41番42番でした。
 土曜日のソワレですが、2階はまだ空席がたくさんありました。左右の端の方は3~4列は空席でした。そもそも舞台を観難い席で売らない席なのかもしれませんが。


 さて、初めて観る橋本さとしのジャンバルジャンですが、声が良かったです。たぶん、マイクを通さなくても良く通る声なのではないかと思いました。力強い、舞台ならではの発声で、これはこれで「あり」かなぁと感じました。歌わずに語る場面がたくさんありました。意図してやっているのか、やむなくメロディーに乗らないのか、わかりませんが、それほど違和感はありませんでした。
 今日の2階席は、音の聞こえ方が1階席前方の席で聞いたときよりも、とてもよく聞こえていました。音響的に2階の方が良く聞こえるのでしょうか。なんだか、どの人も力強い深い発声をしているように聞こえて、とても気持ちよい歌声でした。
 岡ジャベールも、今日が初めての鑑賞でした。今までのどのジャベールとも違う個性的な歌声でしたが、違和感無く好ましく聞きました。長い音もフェードアウトせずにしっかりと音符の長さ分同じ大きさで歌っているのが好感を持ちました。プロの歌だと感心しました。
 エポニーヌは笹本玲奈。2階席からでは、細かい表情はオペラグラスで見ないとわかりませんので、演技の巧拙については、特筆する事は無かったのですが、歌は硬軟自在に表情豊かで上手だなぁと感じました。
 コゼットは菊地美香。富田麻帆のコゼットよりはしっかりした感じが好印象でした。
 先週の横田剛基くんのガブローシュの最期に投げたカバンも、無事にバリケードの中の人に届いたのですが、今日のガブローシュの最期に投げたカバンは、方向がくるってバリケードの中央付近に飛んで行ってしまい、残念ながらバリケードの中には渡りませんでした。ちなみにガブローシュ役は6月30日に観た時と同じ原田光くんでした。
今日の出演者
ジャンバルジャン橋本さとし グランテール松村曜生 
ジャベール岡幸二郎*クールフェラック麻田キョウヤ+
エポニーヌ笹本玲奈 ジョリ中本吉成 
ファンテーヌシルビア・グラブ+コンブフェール近藤大介 
コゼット菊地美香 フイイ松原剛志*
マリウス藤岡正明 レーグル中井智彦+
テナルディエ駒田一*バベ櫻井太郎 
テナルディエの妻瀬戸内美八+ブリジョン藤田光之+
アンジョルラス坂元健児+プルベール上野聖太+
リトルコゼット柳下花恋 モンパルナス赤座浩彦+
リトルエポニーヌ赤石玲子 クラクスー五大輝一+
ガブローシュ原田光+買い入れ屋わたりあずさ 
Dscn6293マテロット清水彩花+
ファクトリーガール浅野実奈子+
ジベロット深野琴美+
マダム児玉奈々子+
少年・1岡村さやか+
少年・2吉岡里奈 
かつら屋亜久里夏代+
+の印は前回または前々回の時に観た2007年のキャスト。
*の印は昨年の『レ・ミゼラブル』またはその他のミュージカルで観た事のあるキャスト。

 帝劇の2階席は、席の間隔が相変わらず狭いです。私の様な体格のものには、ちょっと苦しいです。1階席は、それなりの足の置き場があるのだけれど、2階席はきつい。階段状の床を直さないと席の間隔を広げる事は出来ないだろうから、そう簡単には改修できないのだろうとは思いますが。『マイ・フェア・レディ』を見たときも、確か2階席できつかったのを思い出しました。
 今年の過去2回の鑑賞は、1階席の前のほうだったので、舞台を見上げる感じで舞台の床が見えていませんでした。今日2階席からの鑑賞で、舞台床が見えて新鮮でした。臨場感には欠けるかもしれないですが、2階はまた別の良さもあります。
 今日も食事は有楽町の駅のコンビニで買って行ったおにぎりとお茶で済ませてしまいました。
 カーテンコールが終わって8時10分ごろ。新宿9時のロマンスカーに、今日は余裕で間に合いました。
 今年の『レ・ミゼラブル』は、これで最後かなぁ。
『レ・ミゼラブル』過去の鑑賞
2006年4月22日・日生劇場(別所哲也/鈴木綜馬)
2007年6月30日・帝国劇場(別所哲也/今拓哉)
2007年7月21日・帝国劇場(山口祐一郎/阿部裕)

7月28日ソワレのブログ:

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2007年7月21日 (土)

『レ・ミゼラブル』 帝国劇場

『レ・ミゼラブル』20周年記念プログラム 今年2回めの『レ・ミゼラブル』を見て来ました。17時開演のソワレ。ジャンバルジャンは山口祐一郎、